2007年8月にビルマで起きたガソリン代の高騰をきっかけに引き起こされた市民および僧侶の行動を支持します。また、市民や僧侶による平和的行動に対し、軍政が抑圧的な方法ではなく平和的な方法で対応することを求めます。以下の支持文、要請文に賛同される仏教者・仏教団体の方はアーユス事務局まで御連絡ください。(英文はこちらをご覧下さい。 English version.)
ビルマにおける僧侶及び市民らの平和的な抗議行動への連帯表明
 私たち日本の仏教者は、現在ビルマ各地で行われている、僧侶・市民の平和的な抗議行動を強く支持し、敬意をもって連帯を表明します。  ビルマでは、8月に軍政が突然燃料価格の大幅な値上げに踏み切り、19年に及ぶ軍事独裁政治で疲弊しきった国民生活は、追い打ちをかけられることになりました。このことが引き金となり、学生・市民による反軍政の動きに拍車が掛かったのですが、9月に入ると人々の困窮を見かねた僧侶たちもまた、抗議行動に立ち上がりました。それは生きとし生けるものの安寧を希求する僧侶たちの、宗教的動機に基づく実践であり、その方法も極めて平和的なものでありました。しかし、それに対して軍事政権は、9月5日には、ビルマ中部のパコックで行われていた平和的な行進を阻止するため、ビルマ国軍を使って一部の僧侶らに暴行を加え逮捕拘束し、強制的に還俗させたのです。

 こうした軍政の暴力を使った強硬姿勢に対して、僧侶たちは軍政指導者に反省を促すため、軍政指導者からのお布施を拒否し仏教儀式を執り行わないという覆鉢行を行うことで、抗議の意志を示し続けています。私たちは仏教者として、ビルマ全土で行われているこの覆鉢行を重く受け止めます。僧侶による覆鉢行は9月17日に開始されて以来、大都市ヤンゴンを中心にビルマ各地で展開されています。連日、数百人から数万人に及ぶ僧侶が平和的な抗議行動を展開しており、22日には自宅軟禁中のアウンサンスーチー氏との門前での対面を可能にしました。この僧侶らが主導する抗議行動は、ビルマ国民の圧倒的な歓迎と支持を得て、24日にはヤンゴンで10万人規模の反軍政デモにまで拡大しました。

 今後の軍政の出方への懸念が強まる中、人々の苦しみの原因を取り除くために圧倒的な暴力に立ち向かい、恐怖の政治から慈悲の政治への転換を身をもって教え諭しているビルマの僧侶たちの行動は、ビルマの未来のみならず、仏教の未来をも大きく切り開くものであります。人々を導く僧侶たちの行いが政府によって規制されるということは、すなわち民衆が心の拠り所を失うことであります。熱心な仏教徒が多いビルマにおいて僧侶が仏教者としての行いを実践できないとなると、民衆はより多くの苦難を抱えることになるでしょう。

 ビルマ政府が一刻も早くこのような抑圧的な手段を控え、人々が恐怖から解放され、社会が安寧を取り戻せるよう、一日も早く国民的和解の途につくことを、心から願ってやみません。私たち日本の仏教者も、ビルマにおける僧侶の非暴力・民主化運動を注視し、支持し続けます。

タン・シュエ上級大将 ミャンマー連邦国家平和開発評議会議長への要請文
私たち、日本の仏教者及び仏教団体は、現在のビルマ情勢、及び僧侶・市民の平和的な抗議行動が暴力によって弾圧を受けていることを危惧し、ミャンマー政府に以下のことを申し出致します。

今年の8月の政府による突然の燃料価格の大幅な引き上げによって、国民の生活はさらに困窮を極めることになり、この状況は多くのビルマ市民に政府に対する行動を引き起こすことになりました。9月に入ってからは、民衆の疲弊した生活をみるにみかねた僧侶たちもまた、抗議行動に立ち上がりました。それは生きとし生けるものの安寧を希求する僧侶たちの、宗教的動機に基づく実践であり、その方法も極めて平和的なものでありました。しかし、それに対して軍事政権は、ビルマ国軍を使って一部の僧侶らに暴行を加え逮捕拘束し、強制的に還俗させる行為を続けています。

こうした軍政の暴力を使った強硬姿勢に対して、僧侶たちは軍政指導者に反省を促すため、軍政指導者からのお布施を拒否し仏教儀式を執り行わないという覆鉢行を行うことで、抗議の意志を示し続けています。私たちは仏教者として、ビルマ全土で行われているこの覆鉢行を重く受け止めます。

今後の軍政の出方への懸念が強まる中、人々の苦しみの原因を取り除くために圧倒的な暴力に立ち向かい、恐怖の政治から慈悲の政治への転換を身をもって教え諭しているビルマの僧侶たちの行動は、ビルマの未来のみならず、仏教の未来をも大きく切り開くものであります。人々を導く僧侶たちの行いが政府によって規制されるということは、すなわち民衆が心の拠り所を失うことであります。熱心な仏教徒が多いビルマにおいて僧侶が仏教者としての行いを実践できないとなると、民衆はより多くの苦難を抱えることになるでしょう。

私たち日本の仏教者は、ビルマ政府が民衆や僧侶らの平和的行動を暴力によって抑圧しないこと、平和的な手段によって対応することを要求致します。

ビルマ僧侶の平和的民主化運動を支持する会2007  〒135-0024 東京都江東区清澄3-4-22 TEL 03-3820-5831  アーユス内