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[2007.12.31スラム車両支援終了]
2007年10月末日にシャンティ(SVA)・カンボジア事務所の手束さんが日本へ一時帰国し、車両支援の報告を受けました。
車両の購入・整備・登録・塗装が終了し、早速移動図書館活動に入っています。塗装は鮮やかな黄色となり、たくさんの動物たちが描かれたものとなりました。
また運転席側のドアには、当キャンペーンの名前も書かれています。




ナンバープレートがないのは、写真時は登録申請中だったからです。それにしても、無くても走れてしまうとは、なんとも大らかな国ですね。
この車両にはSVAのスタッフが4人乗り込み、後ろの荷台に絵本を満載しています。

この車両と絵本は、SVAによって運営され、バサックスラム移転地2カ所とプノンペン市内のスラム4カ所(ボレイケーラー、リークリエイ、プラウ・ダエク、チャムカーモン)に1ヶ月1回の移動図書館活動と、プノンペン市内のスラムで特に貧困な50ヵ所のコミュニティーに、年1・2回の移動図書館活動が行われ、直接受益者は合計約8500人になります。
なお、この車両・絵本などの全ては、当キャンペーンの募金によってまかなわれました。



このように、女性スタッフによって絵本の朗読や、レクリエーションが行われています。



そして子どもたちに絵本が貸し出され、みんな興味深く読んでいます。
カンボジアのスラム住民の生活は相変わらずですが、子どもたちが教育を受け、経済的な自立に向けての一助となれればとの思いからの活動でした。バサックスラムの解体という予想外の出来事もありましたが、何とか形になったことを嬉しく思います。
これを持ちまして、バサックスラムトラック支援活動を終了致します。ご支援ご協力いただきました皆様方、暖かいお心の数々、どうも有難うございました。
[2007.7.6支援方法変更]
バサックスラムが強制退去・移転させられたことは以前に報告しましたが、現地コーディネーターの手束さんから現状分析やスラム支援方法変更の提案がありました。
事務局ではトラック支援活動は不可能になったと判断し、この提案を受諾し、支援方法を変更することにしました。
次の報告書をご覧いただき、ご理解いただけましたら幸いです。
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(以下抜粋してあります)
社団法人
シャンティ国際ボランティア会(SVA)
カンボジア事務所 手束耕治
近況報告
バサックスラムのプノンペン市郊外への移転が始まっていることをお伝えしましたが、2006年6月6日には1000人もの警官隊を導入して強制移転が執行され、残っていた住民もすべて郊外の別の場所(ダンカオ区新アンドーン村)に移転させられました。その結果、バサックスラムは完全になくなり、住民委員会も消滅、住民もばらばらになってしまいました。
SVAは強制移転のときに食料配布などの緊急支援を行うと共に、移転後も引き続きフォローアップしてまいりましが、住民組織がバラバラになったこともあり、以前のトラック支援活動を再建することは大変残念ではありますが不可能と判断しました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
バサックスラムの移転先2ヵ所の状況ですが、依然として大変厳しい状態が続いております。
昨年5月の第1次移転先(プノンペン市内から西へ23キロのところのトロペアン・アンチャイン村)は企業が事前に用意した、15haの土地に約1200世帯が移転しましたが、現在の残っているのはその半数以下の570世帯です。理由は、移転地が市内から遠すぎるために近くに仕事がなく、もらった土地を売り、市内のどこかのスラムに移ったためです。
移転地内には企業が小学校や市場を建設しましたが、その小学校は建物はできたのですが、備品、教材などの予算もなく、市内で一番貧しい学校となっています。また生徒の家庭も貧困なため10月の新学期以来、6ヶ月で350人いた生徒の半数が学校に来なくなっているという大変悲惨な状況にあります。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
一方、昨年6月6日の第2次強制移転地(プノンペン市内から西へ17キロのところの新アンドーン村)は企業が事前に十分な用意をすることもなく、いきなり約1800世帯の住民が田んぼの中に投げ捨てられた形の移転となりました。
現在でも1000世帯上が上下水道、電気、トイレなどの基本インフラもまったくない、プノンペンの貧困地域の中でも最悪の生活環境の中で生活してています。あるカンボジアのNGOの健康調査によれば、子どもたちの半数が何らかの病気にかかっており、伝染病の発生が心配されています。児童半数が学校に行っていないとの情報もあります。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
この状況を鑑みて、SVAでは困難な状況下にある子どもたちへの教育・文化支援は欠くことができないとの理由から、移転地2ヵ所を含むスラム6ヵ所を対象とするオートバイでの巡回図書館サービスを昨年9月より開始いたしました。
現在、この6ヵ所を定期的に巡回すると共に、プノンペンの人口の30%、現在750ヵ所以上あるといわれるスラム・貧困地域から最も貧困なコミュニティー50ヵ所を選んでの巡回図書館サービスを始めています。しかしながら、オートバイではあまり図書も運べず、さらに雨季に入って活動は困難を極めており、スラムの細い路地でも入ってゆけるような小型車両の購入が至急に必要な状況でございます。
別紙のような事業計画、予算で車両を購入し、図書を整備して活動を開始したいと存じますので、何卒ご了承いただきたく伏してお願い申し上げます。
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スラム巡回図書館活動用車両購入整備計画・予算案
1)活動の目的
スラム巡回図書館活動用車両ならびに図書を購入、整備し、プノンペンの最貧困地域であるスラムや移転地の子どもたちが図書館活動を通して絵本に触れる喜びを知り、夢と希望と誇りを持って生きてゆくことを支援するため。
2)活動の概要
1:定期的巡回図書館活動
バサックスラムの移転地2ヵ所とプノンペン市内のスラム4ヵ所(ボレイケーラー、リークリエイ、プラウ・ダエク、チャムカーモン)を対象に、1ヶ月に1回の割合で巡回サービスを行う。
直接受益者数:合計3,500人
2:不定期な巡回図書館活動
プノンペン市内のスラム、移転地(合計約750ヵ所)の中でも特に貧困なコミュニティー50箇所を対象に、年1回ないし2回の巡回図書館サービスを行う。
直接受益者数:合計5,000人
3)ご支援依頼内容
1:巡回図書館活動用車両の購入、整備
2:巡回用図書の購入
3:巡回用車両維持費
4)予算
(入金)
1:仏教徒スラムの子ども支援キャンペーン
からの送金額(2006.1.17) 5,218.76(US$)
2:プノンペン銀行受け取り手数料 -10.00(US$)
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3:SVA受け取り金額(=事業予算) 5,208.76(US$)
(支出=事業予算)
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項 目 |
金 額(US$) |
| 1 |
中古車両購入費
(韓国KIA製6人乗りミニワゴン1999年モデル) |
2,800.00 |
| 2 |
車両登録料 |
130.00 |
| 3 |
タイヤ交換費
($50×4本) |
200.00 |
| 4 |
イラスト作成費
(車両の両側に子どもの好きな図柄を描く) |
370.00 |
| 5 |
拡声器・マイクなど |
128.76 |
| 6 |
移動図書館用図書購入費
($2×550冊) |
1,100.00 |
| 7 |
移動用ガソリン代など
($80/月×6ヶ月、7〜12月分) |
480.00 |
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合 計 |
5,208.76 |
5)購入予定車両

6)イラストが入った場合の車両見本
SVA図書館事業課の地方の小学校の巡回図書館活動用車両


[2006.12.2スラム移転その後]
2006.12.2朝日新聞朝刊国際面特派員メモより抜粋
(移転後)「『街からも引き離され、どうやって生きていけというのか』。〜中略〜
その顔から、ふと険しさが消えた。民族楽器の音色と笑い声が聞こえる。近くのバラックをのぞくと、子どもたちがヤシの実の殻を手に楽しげに踊っていた。〜中略〜
降ってわいた強制立ち退き。だが、住民たちはより厳しい環境の中で、家だけでなく、教室用のバラックも再建した。「子どもたちの笑顔がなくなると、こっちも元気がなくなるからね」
スレイ・モムさん(12)は「また踊りができるだけで幸せ。もっと上手になってみんなを楽しませたい」。子どもたちの屈託のなさが大人たちの心を支えている。」
どうやら、少し落ち着きを取り戻してきたようですね。再び住民達の手で自立の動きが出てくるのは、そう遠くないように思えます。
当キャンペーンも、その動きが出るまで様子を見たいと思います。
[2006.5.30事件発生]
手束さんからの報告です。
「本日5月31日午前10時半、とうとうバサックスラムで住民と治安ガードの衝突が発生しました。警察は静観しており、住民との衝突は起きていませんが、企業は住民移転を今日と限っていたこともあり、今後どうなるか、目が離せない日が続きそうです。」

治安ガードからの暴力で救急車で病院に運ばれる女性

もと家のあった場所に戻って。

自分たちを閉じ込めていたフェンスを叩き壊せ。

あっという間に叩き壊されたフェンス。

焼かれるスラムの中の行政出張所。
[2006.5.4時点での状況]
バサックスラムでは7割が強制的に移転させられています。 政府により過去最悪の移転が行われています。
そもそも移転は、住民委員会と地権者である企業の間で進められていました。
しかしそれを政府が良く思わず、政府は住民不在のまま企業と交渉をまとめてしまいました。
そして企業との窓口であった住民委員会のメンバーは、政府から疎まれ、新しい移転地が与えられないという嫌がらせを受けています。事実上、住民委員会は解散となりました。
住民委員会は当キャンペーンがプロジェクトパートナーとして信頼していただけに、当キャンペーンも活動方法を再考しなければなりません。
◇移転先◇
バサックスラムの移転先はプノンペン市ダンカオ区トロペアンクロサーン村内トロンペアンクロサーン地区になります。
公立学校が整備され、5教室が作られています。しかし壁は石綿入りのスレートです。
また、この地区の住民数に対して5教室では少なすぎます。
また、トイレも共同のものが僅かに6カ所。
側溝も整っていません。くみ取りがうまくいかずに使い物にならなくなることが予想されます。
せっかく綺麗な地区も、すぐに不衛生なもとのスラムと同じ状況になってしまはないかが心配です。
周りが水田のため、今まではゴミ拾いをしてはたらいていた人々の仕事が、全くなくなることも心配です。結局この場所を離れて、どこかのスラムに舞い戻ってしまうことになるかも知れません。
良いことが1つ。土地は住民に与えられるそうです。これで住民登録が出来ます。
しかしその土地を売ってお金に換え、どこかのスラムへ舞い戻る人がいるとか。すでに売買が始まっているようです。
◇今後の活動◇
当キャンペーンでは、SVAカンボジアの手束さんからの報告を待ち、スラム移転が落ち着くまでしばらく様子を見ようと思います。
また、送金したトラック購入資金は、SVAに管理してもらっています。
バサックスラムが移転し、住民委員会が無い現状では、住民主導のもとでトラックを管理することはほぼ不可能になってしまったのではないかと思われます。
そこで今後の状況を見守りつつ、支援方法を再考していきたいと思います。
[2006.5.14]SVAの手束さん帰国報告会
フンセン首相への嘆願書による移転1ヶ月延期は、結局パフォーマンスだったそうです。
5/4現在、スラムでは7割が政府により移転させられるという強硬手段が行われています。
しかもワイロ社会です。ワイロ組は移転地へ早々に移動しました。
しかし学校を自主運営していた住民委員会のメンバー達は、移転先が決まっていません。政府から煙たがられてしまったようです。
そもそも移転は、住民委員会と地権者である企業の間で進められていました。
しかしのけ者にされた政府が反撃、政府対企業という図式になってしまい、企業との窓口であった住民委員会のメンバーは疎まれたのです。
移転先はバサックスラム全世帯(約1200世帯)を受け入れるだけの敷地はありません。委員会のメンバーは見せしめにあったのです。
また、間借りしていた住民達も、移転先が振り分けられていません。
しかし確実に、建物の取り壊しが進んでいるのです。
SVAスタッフ曰く「スラムの移転は何度かあったけれども、過去最悪の移転」だということです。
【移転先】
移転先はプノンペン市ダンカオ区トロペアンクロサーン村内トロンペアンクロサーン地区になります。
公立学校が整備され、5教室が作られています。
しかし、この地区の住民数に対して5教室では少なすぎます。
以前は町中だったため、近所の公立校へ通っている子ども達も多くいました。
ですが移転先は周りが水田の郊外なので、近い公立校までは2キロもあるそうです。
そこで学校建設となったのですが、教室が少なすぎるのです。
また、壁は石綿入りのスレートだそうです。
トイレも共同のものが僅かに6カ所。
側溝も整っていません。くみ取りがうまくいかずに使い物にならなくなることが予想されます。
せっかく綺麗な地区も、すぐに不衛生なもとのスラムと同じ状況になってしまはないかが心配です。
周りが水田のため、今まではゴミ拾いをしてはたらいていた人々の仕事が、全くなくなることも心配です。もちろん水田は地元農家の人のものです。新住民のものではありません。
仕事を求めて、結局この場所を離れて、町中にある別のスラムに舞い戻ってしまうことになるかも知れません。
SVAとしても、職業訓練も視野に入れているとのことです。
良いことが1つ。土地は住民に与えられるそうです。これで住民登録が出来ます。
しかしその土地を売ってお金に換え、どこかのスラムへ舞い戻る人がいるとかいないとか。すでに売買が始まっているようです。
[2006.5.9]カンボジアでコーディネートしてくださる、SVAの手束さんからメールがありました。
「移転話に紆余曲折していましたが、いよいよ5月3日から移転が始まるというので、先週移転地を見てきました。

徐々に取り壊しが進んでいる
移転の話が出始めた頃から、移転賛成・推進組の住民委員長と、移転に慎重・反対のコミュニティースクールのスタッフとの関係が上手くいっていないようで、心配です。

ネップ・ラーンさん(写真左)一家は家主が移転し、放り
出された。コミュニティースクールの幼稚園クラスに一時
避難しているが、建設現場で日雇いの仕事(1日約2ドル)
をしていた旦那さん(右)は移転のごたごたで仕事に行け
ず、お米も後2キロもない状況だ。子どもたちは、ごみ拾い
に行って生計を助けている
住民委員長が企業からお金をもらったとのうわさも聞いており、スラムにもあまりいないようなので、これからの活動にも影響が出そうです。

取り壊された家の跡で途方にくれる家族。移転に賛成の
家主はすでに新しいところに移ってしまったが、間借りし
ていた家族は瓦礫のなかに取り残された
結局住民の強い反対にあい、また野党党首サムリャンシー氏のフンセン首相への嘆願書もあり、移転は1ヶ月延期となりました。

配給されたお米を持って、かつてあった家の跡に立つ人々
しかし、その間反対派住民への嫌がらせ、放火などの危険も予想され油断はできませんので、引き続きわれわれも注意してゆくつもりです。」

新しいところに移つされ、家を再建する人々
まだ、水道は引けて居ないし、電気もない。下水もない
[2006.3.3]カンボジアでコーディネートしてくださる、SVAの手束さんからメールがありました。
「現在、スラムの学校運営委員会でトラックの購入保管、利用計画、収支見通しなど協議しているところですが、スラムに大きな問題が起き、話し合いが一時ストップしています。
その理由は、バサックスラム全体の移転計画です。
現在のバサックスラムの土地は、政府が私企業に売却したものなので、住民はいつか移転するだろうと思っていたのですが、
ここに来て急進展しそうな様子です。
住民委員長の話によると、すでにこの移転計画はフンセン首相がサインしており、4月までに移転が始まるかもしれないというものです。
移転地は市内からプノンペン空港を越えて10キロ程離れたところで、現在の土地を所有している企業の土地で、広さは十分あるそうです。
移転住民には1家族あたり約5mX12mの土地が与えられることになっています。ただ、家の立替費用は各世帯もちですので、その費用をどうするかは大きな問題です。
また心配する仕事ですが、縫製工場など割りと近くにあるそうなので、住民委員長としてはこの移転の話しは受けたほうがいいのではと思っているそうです。
もし移転が本格的に始まるようですと、住民登録の再確認、移転補償、移転地のインフラ、建物建設などなど、これから数ヶ月は活動出来なくなるので、SVAもこの行方を見守っているところです。」
トラック購入まで今暫く時間がかかるようですが、運営委員会が慎重に事業を進めているようですので、見守っていきたいと思います。(事務局)
[2006.2.10]SVAの手束さんから連絡がありました。
口座入金金額:US$5,208.76ということです。$10はカンボジアの銀行が手数料として引いています。これは日本から送金する際に、銀行で説明を受けていました。無事に届いて何よりです。
[2006.1.16]為替相場が落ち着きましたので、US$建てでカンボジアへ60万円(US$5218.76)を送金しました
送金手数料が4000円かかりました。よって口座残金は774円です。これは各種手数料用に残しておくことにします。
いよいよトラック購入手続きに入ります。今暫くお待ちください。
[2005.12.9]事業費総額:60万円に対して604,774円(達成率100%)のご協力をいただきました。
一様これにて皆様からの支援金受付を終了とさせていただきます。どうもありがとうございました。
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