バングラデシュ。大河ガンジスによる巨大で肥沃なデルタ地帯が大部分を占める農業国であり、アジアの最貧国の一つです。人口1億4000万の実に99%がアーリア系のベンガル人です。人口密度は世界一。彼らの宗教はイスラームです。
しかし首都ダッカから南東へおよそ250km進むと、景色は一変し、そこには丘陵地帯がひろがります。ビルマ(ミャンマー)とインドに接するここは、チッタゴン丘陵地(CHT)です。

ここには「ジュマ」と呼ばれるモンゴロイド系のおよそ11の少数民族が暮らしています。その人口は僅か50万人です。
ジュマとは「焼き畑をする人」という意味が指し示すとおり、丘陵地帯での焼き畑農業の伝統文化を持ち、斜面をうまく活用しながら生活しています。また多くの人が上座部仏教徒です。
現在CHTには、ジュマの人口と同じほどのベンガル人が移住し、土地の収奪がつづいています。

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