「パレスチナ問題」を考えるとき、イスラエル・パレスチナを聖地とするイスラム教・キリスト教・ユダヤ教の3つの宗教を避けて通ることはできません。長い歴史のなかでこれらの宗教は時には重なり合い時には対立しながら、この地域の社会を構成し、文化や伝統を築いてきたからです。私達がこの問題の平和的解決を考えるとき、これらの宗教がどのように共通の平和観を持ち、社会と関わり、また他宗教について語っているのか、知る必要があります。宗教は問題の要因にもなり得ると同時に解決に役割を果たせる可能性もあると考えます。
今回、イスラエル・パレスチナから、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の神学者であり教育者である方々を日本にお招きし、日本の仏教者も交え、それぞれの宗教と社会の関係そして宗教が平和な社会を築くために果たしえる役割について語り合います。

エルサレムにあるアル・クッズ大学で宗教教育法コースの修士号を取り、その後エジプト、カイロにあるアラブ連盟付設アラブ研究所にて博士号を取る。現在、パレスチナ自治政府教育省カリキュラムセンター人文社会学局人文部長とアル・クッズ大学講師を務める。

1988年に カトリック神父となる。バチカンの教皇庁グレゴリウス大学で神学の修士号と博士号を取得し、その後パレスチナ西岸地区のベイトジャラカト
リック神学校及びベツレヘム大学で教鞭を執る。現在はベツレヘム大学宗教学部長を務める。

ヘブライ大学で修士号及び博士号を取得し、その後同大学の助教授を務めた。現在は、ヘブライユニオン大学のイスラエル・ラビ・プログラム長と現代ユダヤ思想の教授を務める傍ら、国際ローゼンツヴァイク会の代表メンバー及びイスラエル改革運動宗教行動センター理事も務める。

ハーバード大学大学院神学校で生命倫理と仏教の社会性を学び、修士号
を取得後、社会に関わる仏教の研究を進める。浄土宗本還寺と心光院の住職を務める傍ら、浄土宗総合研究所専任研究員、浄土宗平和協会専門委員、慶応大学医学部医学統括教育センター講師を務める。